「映像とは?」ですが、簡単に言ってしまえばノートの隅に書いた落書きを動かすの様なモノです。実際に昔使用されていたフィルムを観てみると判るように場面・場面を一つの写真として保存しそれを連続して写す事によって映像を動画として動かしています。この映像は像各家庭に普及しているテレビによって殆んどの人が見る事ができ、現代の大衆娯楽として広く普及していきました。最近の日本は2011年の7月24日までにテレビの放送形態をアナログ放送から地上デジタル放送へと移行する事から、テレビの買い替えが進んでいます。
今では殆んどのテレビがカラー放送(一部の放送は意図的に白黒番組を造り放映してる所もある)を行なっていますが、実際にテレビの映像がカラーになったのは大分最近の事で戦後20年ごろからテレビでカラー映像が放映され始めました。一応、カラーフィルム映像自体は少し前に実用化されており、戦前の1937年にドイツの街中の風景を取ったカラー映像が現存する最古のフィルムとなります。確かにカラー映像は存在しましたが、当時テレビが一般家庭普及率が一番高かったドイツでもカラー映像を扱えるのはごく僅かです。理由は単純に当時の映像機械としてはかなり高価で、またその映像を観るためにも専用の映像機器を使わなければいけなかったからです。そのため、カラー映像での撮影は一部の金持ちか、映像愛好家位しか購入しない高価な嗜好品のような扱いでした。
テレビは戦後、日本の一般家庭に広く普及しました。特に普及を促進したのが戦後の「高度経済成長」と「ミッチーブーム」です。戦後の高度経済成長は日本人の総所得の大幅な引き上げが起り、一般家庭でも裕福な暮らしが出来るようになりました。また、ミッチーブームは天皇(皇太子時代)のご成婚映像を日本中の放送局が先を争って放映した事から、天皇のご成婚を拝見したい国民がテレビの購入を我先にと購入した事から爆発的に普及していきました。
その後、テレビの普及が一般的になってくると今度は映画の需給率が下がってきました。特に80~90年代は映画館にとって辛い時期で、一般人の映画離れが加速している年でもありました。そのため当時はかなりの映画館が個人、民営問わずに統廃合される結果となりました。しかし近年に入り、テレビ映像の普遍化や、ニュースや報道の偏見映像が一般人のテレビ離れを起こし、映画が娯楽の殿堂として謳われた頃に戻りつつありますが未だに入場者は全盛期には達しておらず今後の映像作品に期待がかかる事です。
映像について個人的な意見は複数有りますが、最近もっとも酷いのがマスコミの「偏見報道」です。確かに情報が速く入手できるのは色々な人にとって重要な事ですが、情報の本来の重要部分はスピードではなく「正確性」です。その正確性を最近のニュースやドキュメンタリーは「意図的に映像を改変」して意味も無く煽ろうとしているのは一視聴者としては「信憑性にかけるゴシップ記事」と同等の扱いを行なうしかなくなります。ニュースとして報道を行なのならもう少し情報の真偽を見分ける報道を行なって欲しいものです。
Last update:2022/10/19