殆んどの方が黒い筆箱上の形を思い浮かべるお手軽な記録媒体「ビデオ」ですが、意外にこの言葉の意味はかなり広い範囲意味で使われています。本来の意味は「電気信号を使った映像処理」の意味なのですが、最近はその周辺機器を含めた映像編集すべてを「ビデオ」と呼んでいます。そのため殆んどの人が動画を扱うモノすべてにビデオを使ってしまうため、本来の意味と次第にずれてきている傾向があります。以下に「ビデオ」の名称を含むモノを幾つかピックアップしました。
今では殆んどDVDに取って代わり、印刷ポスターでみかけるほどですが、が、その前の記録媒体の主役で20代以降の人にはなじみの有るビデオテープです。おそらく殆んどの世代の方は「ビデオ」と聞いたらこのビデオテープを思い浮かべると思います。一般人でも映像を簡単に録画・再生できる事から長年大衆の記録メディアをになってきましたが、近年の機械技術の向上とそれに伴う映像技術のデジタル化でその姿を減少しつつ有ります。最近では大手レンタルビデオ店のビデオテープでのレンタルが次々に終了しているため、個人経営のレンタルビデオ店へ行かないビデオテープでの貸し出しは殆んど無くなってしました。
ちなみにこのビデオテープには2つの記録方法が有るのがご存知でしょうか?一般的に殆んどの方はアナログ記録した使いませんからたぶん初耳の方もいると思います。コンピュータを扱っている方はご存知だと思いますがパソコンの情報を記録するのために一時期ビデオテープで記録をしていた時期が有ります。もちろん映像を記録するテープではなく専用の情報記録用ビデオテープです。初期のパソコンでしか使われていないため、今探すのは困難だと思いますが、デジタル博物館などでは展示を行なっているかも知れません。その告知を見かけたら、是非覗いてみてはいかかがですか?
上記のビデオテープに映像又は音声を記録する映像機器の事。こちらは有る程度高めなので手軽に購入できるモノではなく、生活に余裕が有る一般家庭での普及が目立ちました。このビデオカメラも類に漏れず映像機器の向上に伴い小型化・軽量化され、一般市販されているビデオカメラの殆んどが片手で扱えるハンディーサイズになっています。このビデオカメラが小型化が始まったのが90年代の後半で当時の一般的なビデオテープより小さい8mmビデオテープが市販されえると殆んどのカメラは小型化され、当時男性しか扱う事ができなかった大きさが女性や子供にまで簡単に持ち運べる重さ・大きさになっていました。今ではビデオカメラは殆んど手のひらで収まるサイズになっていますし、ほぼ個人に普及している携帯電話の機能にもビデオカメラ機能が付いているモノまで存在します。
Last update:2023/11/22